izaneの運営するイラストサイトDream*Dropsのブログ。Dream*Drops*Diary、略してD*D*D。サークル情報、参加イベント情報、ギャラリー出展情報などを宣伝するところ。普通の日記もある、かも、ね。
1年前の作品が出てきました。
っていうか、ずーーっとupするの怠ってただけなのだけども。
昨年3月、ギャラリーイントラート様でのグループ展「出口と入口」に出展させていただいたもの。
「出口のない入口を恨みながら」というのが作品名。
ずっとずーっと、過去のある記憶に囚われていたんです。
かれこれ10年前のことになりますが。
・・もうそんなに経つんだなぁ。
とてもとても好きな人がおりました。
憎いほどに愛していました。
殺したいほど憎んでいました。
その呪縛は、もはやその相手との接点がなくなり、自分は好きな人と結婚をしてもなお、消えることなく、ぐずぐずと心が腐っているような感情で
何度も何度も出口を探しては見つからなくて
そんな気持ちになった、始まりという入口は確かにあったはずなのに、いくら状況が変わってもその感情の終わりだけは見つからない
「出口と入口」というコンセプトで、そんな自分の現状があてはまって、描いた作品。
久しぶりにこの作品を見つけてきて、自分で見てぞっとした。
12月に描いた、「いろはうた」や「祈り」と全然違うの。
まず、色彩が。毒々しいほどの鮮やかさで描かれたこの作品に対して、12月に書いたのはどちらも淡い色彩。
苦悩の瞳に対して、穏やかな瞳。
そして、込めた感情の違い。
何年も抱いてる悶々とした恨みつらみに対して、明るい未来、幸福な現在の瞬間を描いたのが12月
昨年は、大きな感情の変化がありました。
10年前、私は本気で、人を殺そうとして、そして、本気で自殺を考えていて
でも愛してた。どうしても殺したくなかった。幸せでいてほしかった。わたしは悪魔に祈った。わたしを殺して彼女を幸せにしてくれと。
わたしは死ななかった。
わたしは彼女から離れるしかなかった。
彼女の全てを避けた。
それでも消えることのない感情に、何度も死にたくなった。
死にたいと思うことが基本になった。
生きたいと思わなくなった。
楽しくても、死ぬのが怖くても、生きていたくなかった。
そんなわたしが
初めて神に祈ったのでした。
過去の記憶を無理に忘れるのではなく
楽しいことでかき消してくれる友人に出会って
楽しくて楽しくて
生きていたくなって
死にたくなくて
神に祈ったら
わたしは生きていて
生きてることがこんなに素敵なことなのかとようやっと気づいて
そうして、描いたのが、「祈り」
昨年12月、ギャラリーイントラート様グループ展「白展」に出展したもの。
清らかな白。
心が洗われる白。
祈りという白。
毒々しい色は消えて
白になる。
昔
悪魔に祈ったあの時
神に祈っていたら、もっと早く、幸せになってただろうか
辛かった。
最近幸せすぎて忘れていたけど、絵を見て思い出した。
こんなにも痛かったんだ。こんなにも辛かったんだ。こんなにも悲しかったんだ。こんなにも切なかったんだ。惨めだったんだ。苦しかったんだ。
開放されたかった。
彼女が今幸せかどうかは知らない。連絡をとっていないし、とりようがなくなったから。
どうか幸せであってほしい
今でもそう思う
ただ、その他大勢の人と同じように
世界中の人が、世界中の平和を祈るのと同じように。
今年は、昨年にまして、幸せたっぷりの作品をたくさんたくさん作りたいと思います!
実在の神に感謝を。
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プロフィール
HN:
izane
年齢:
36
HP:
性別:
女性
誕生日:
1988/07/07
職業:
会社員
趣味:
絵を描くこと
自己紹介:
絵描きを目指す社会人。
ギャラリー企画のグループ展にちょいちょい出展したり、音楽同人サークル「格納庫」にて、ジャケットなどのイラストを担当したりしている。
絵のお仕事・ご依頼あれば、無償でも承りますのでよろしくお願いします!
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