宝石の城展

行ってきました、宝石の城展。

住宅街の中にある、コンクリート造のギャラリー。
最終日、たいへん賑わっておりました。

ああいう世界観を、なんという言葉で表したらよいのでしょうか

グロテスクとかエロスとか、そんな言葉だけで片付ける訳にはいかないでしょう。
神秘的というか、妖艶というか、悲しみ、痛み、愛？
退廃的、というのは違うか。でも創造的でもないような。
固まった空気。見る人によって様々な物語を発動させるような。

ゴシック的な世界？に近いのかしら。ゴスロリさんいたし！(ぇ


わたしには描けない世界。

わたしも大概痛々しい絵を描くけれど、それはわたしの感情の世界であって、
あの…なんというの、なんてことない表情をしながら、ハサミをもって性器や首をちょんぎるような、変な生物が這いまわっているような、あの独特の表現方法。あれは、わたしには描けないし、受け付け難いものである。
しかしいまここでそういう作品を批判するつもりなんてない。むしろ惹かれる。妙に惹かれる。ああいった作品(虚ろな瞳、痛みを痛みととらえないような表情の作品)を見ると、心が無になる。美しいだけではない何かに、わたしの体にも何かが這い回るような感覚に囚われる。
完全にああいう作品が嫌いな人もいるだろうけれど、わたしは好きだ。可愛い絵本みたいなのも好きだけど、ああいう死と生を考えるような、死に極めて近くにあるような作品も好きだ。そうね、山本タカトさんの作品とかもものすごく好き。
それは、わたしの中の心の闇が、求めるのでしょう。

ただ、本当はもとめてはいけないものです。
という考えを他人に押し付けるつもりはないけれど、わたし自身は、求めてはいけない理由がある。
わたしには愛すべき方がいて、その方の教えに背くものが多いからである。

その方についてここでは触れないけれど


なんにしても
中村キクさまの作品を生で見れたのはよかった！
あんな小さい作品だとは思わなかった…どうやったら鉛筆であんな細い線が描けるんだろう…その技術にため息でした。
ご本人さまにもお会いすることができたのですが、なんというか、ごくごく普通の女性でした。や…こういうと失礼かも知れませんが、絵描きとか、アーティストとかって、なんか独特の空気をまとってるというか、服装にしても奇抜なひとが多いというか…や、変な偏見だとは思うのですが、とても、あの世界観を描いてる方とは思いませんでした…
見た目で人を判断するのはよくありませんね、大変失礼致しました。
けれど、ごくごく普通の人間の中にも、不思議な世界が宿ってるということ、そのことになんだか深く考えさせられました。
人間ってすごい。誰でも、誰にも理解されないかもしれない、不思議な世界があって、それは、何億という数がある。

ドッペルゲンガーとか、世界には自分と同じ顔が3人はいるとか、そんなことは言うけれど、それにしたって、ものすごい数の形があるということ。どんだけ似てても、似てるだけで、まったく同じものはないというこのカタチ。
それはそして、また、多種多様なんて言葉じゃたりないくらい、心の物語を持っている。

なんとも凄まじいことである。



今日はとても素敵な世界を見ることができました。

わたしも、わたしの世界と、そして技術を、極めていかなきゃね。

宝石の城展

明日！というか、もう、今日！ですね！

兵庫県は西宮、夙川にある小さい芽GALLERYで開催中の「宝石の城展」に行ってまいります！最終日です！
球体間接人形とか、ペン画とか鉛筆画とか服飾とか。なんだかそそられる内容盛りだくさんっぽいです。


この展示のDMを見つけたのは、実は東京でした。
夏に、東京に夏コミに参戦しに行った際、もうまもなく閉店されるマリアの心臓という、超有名人形作家の作品が集まるなんとも素敵な人形屋さんで、よそのDMを見ていると、これまた人形の美しい写真のDMがあったので、飾るだけでも素敵だわーと思って持ち帰ったところ、なんとびっくり家の最寄り駅から電車で比較的すぐのところのギャラリーで行われるではありませんか！

さらに、出展者をざーっと見ると、なんだか見覚えのある名前が一つ。

いつぞやのグループ展で出展されてた方かな？とも思ったのですが、そうではなく、ツイッターでたまたまフォローさせていただいてた方でした。

そう、たぶん、いろんなギャラリーの情報がほしくて、ギャラリーさんを探していろんなところに飛んでいたら、偶然すてきな作家さんを見つけて。まさにその方でした。


大阪在住のわたしが旅先でみつけたDMが家の近くで、かつ出展者さんの中にたまたま以前にフォローさせていただいてた素敵な作品をお作りになる作家さんがいらっしゃる。

なんだか不思議な偶然の重なりが非常に興味深くて！


とてもとても楽しみでございます＾＾

意識の正確性

非常に悩んでいる。

わたしの自我は、意識は、思想は、思考は、嗜好は、すべのわたしのものかしら。
わたしが操られてるとは言わない。確かにわたしが考えている。

それでもそれが、確かにわたしの意識である感覚があやふやで
だれかの影響を受けだだけのような


その点自分の作風は好きよ。
だれにも影響されていない。
ああこの人の作品いいな、こんな描き方してみたいな、と思っても、自分の中の新しい作風が増えるだけで、だれかの真似にはならない。

絵のコンセプトもそう。わたしが考えたことを描けている。


そのくせ

何のために生きているのか、何のために描いているのか
その根本が、曖昧である。

何が本当なの。

わたしの絵はわたしの絵でありながら、他人の絵のような。


そんなもやもやを、わたしは物心ついてからずっと考えている。

絵を仕事にしようと思えば思うほど、さらなる渦に飲み込まれる。


生きることに疲れる瞬間。

それでもわたしはこの命が嬉しい。

生きていることに感謝する。

わたしはそれを、絵にするだろう。

それはわたしの意識かしら？

名古屋港アートフェスティバル2011〜船を待つ～

名古屋港アートフェスティバル2011
～船を待つ～

期間：2011年10月1日～30日
会場：名古屋港ポートビル
会場時間：9:30～17:00
休館日：3日、11日、17日、24日
※会場は入場無料ですが、通常費用がかかる展望室などは有料となりますので、ご了承ください。

詳細等はギャラリーイントラート様のHPをご覧ください！
URL→http://www.intro-art.com/grape1/

もう月半ばですが、まだまだ間に合う！笑

わたしは先週土曜日に行ってまいりました。
いやぁ、一言に「船を待つ」と言っても、解釈はいろいろあるんだなあと、非常に興味深かったです。画風、作風もてんでばらばらで、自分好みの作家に出会えるかは別にして、一見の価値はあると思います。なんせ、50人くらい集ってますからね…(もっとかな？

ポートビル内には海洋博物館があったり、近くには水族館もあり、今ならなんと南極観測船が来てて見学できたり！名古屋港は一日遊べるところとなってますので、ぜひ遊びに来てくださいね！

Twitter展開催中！！

Twitter展しませんか？のつぶやきから始まったグループ展。

期間 ： 2011年10月5〜17日(火、金休み)
時間 ： 13:00〜20:00(最終日は18:00)
場所 ： 22tu-tu gallery
〒541-0057　大阪市中央区北久宝寺町3-4-1　豆庭ビル4F
ギャラリーHP：http://22tu-tu.com/

16日(日)17:00〜作家が集まるパーティーがあります！
ぜひぜひおいでくださいませ！！私も行きますよ！


わたしは昨日行ってきました！
都合により、搬入に参加できなかったので、昨日が初見でしたが、面白かったです！

ジャンルフリーのグループ展で、いろんな作品が集まってて。
北は北海道、南は…知らないけど、さすがTwitter、全国から作品が集いました。作家さんの年齢層もいろいろで、高校生な方もいらしたり！若すぎる！むきー(何


昨日私が行ったときは誰もいなくて寂しかったですが、作家さんとの交流はパーティーを楽しみに待つことにして。
ただ、作家さんでない方がいらっしゃって、そのイケメンっぷりと物腰の柔らかそうな雰囲気から私のテンションはうなぎのぼり(ぁ
名刺も受けとってくださり。ありがとうございました！


芸術の秋です。ぜひ皆様、お待ちもうしております！