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izaneの運営するイラストサイトDream*Dropsのブログ。Dream*Drops*Diary、略してD*D*D。サークル情報、参加イベント情報、ギャラリー出展情報などを宣伝するところ。普通の日記もある、かも、ね。
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同性愛・ゲイ・ビアンなどが受け入れられない方は読まないほうがいいかもです。
また、同性愛者、ゲイ、ビアンの方々、わたしがもしも失礼なことを申していたら、本当に申し訳ありません。批難や同情だと捉えられてしまったら、この記事は削除いたします。
ひとまず、感想をまとめておきたいのでこの場を使わせていただきます。





先日の東京遠征で、ずーーーーーっと行きたかった2つの場所へようやく行くことができた。

ひとつは、新宿二丁目である。

今回初めて東京一人旅だったので、その念願を果たすことができた。

二丁目、と聞いても、はたしてそれが新宿駅からすぐのところなのか、どういったところにあるのか全く知らない状況下で、電池残量の危うくなったアイフォン片手に、どうにか二丁目にたどり着いた。

しかし、さすがに大通りに面して色々あるとも思えなかったので、駅に帰る道がわからなくならないように注意しながら、大通りを一つずれた通りに入ってみた。

すると、ある。

悩むこともなく、「ゲイバー」「ニューハーフバー」「ガールズバー」の文字が並ぶ。

ゲイ専門のアダルトショップ的なのも普通にある。

ニューハーフです!って感じの人も、タバコふかしてる。

いかにもなカップルこそ見かけなかったものの、こここそが二丁目か、と思いつつ、観光客丸出しの、キャリーバッグをカラカラさせながらウロウロすること数分。

「男女問わず歓迎」の文字を見つけ、ビルの中へ。


ほんとに一番行きたかったのはオカマバーなのだが、入りやすそうなのが「JET-☆ 」というゲイバーだった。
ゲイバーというと、オカマさんと違って、見た目は普通の男の人たちの集まりだと思っていたのだが、扉を開けた瞬間、まっピンクのきゃぴきゃぴ声で、「いらっしゃいませぇ~☆」と!
カウンターの向こうにいらっしゃったのは、なんとも綺麗なニューハーフさんじゃないですか!と浮かれて席に着くと、「今日は女の子のカッコしたい気分だったの☆ついてるわね!」と言われ、どうやらわたしはラッキーだったようだ。

お客さんは、男性よりむしろ女性の方が多かった。店全体が和気藹々とした感じで、すてきなお店でした。わたしはあのテンションにはついてけませんでしたが・・。


はっきりとした年齢がわからなかったのですが、ピンクの衣装のよっぴさんなる方と、ブルーの衣装のメタボさんなる方が、めちゃくちゃ綺麗でした。普段は男とは言え、メイクがわたしなんかよりはるかに上手。綺麗な女より、はるかにセクシー。仕草ひとつひとつがそこらの女よりはるかに繊細で。

メタボさんの衣装はなぜか胸元がはだけまくりで、チラッチラ見えて、エロい。何これエロい。男にしろ女にしろ、ここまでエロいと思ったのは、この人たちが初めてだ。


わたし自身は、はてしなくノンケに近いバイだと思っている。
死ぬほど愛した女はいたし、他にも惚れた女はいるけれど、殺したいとこそ思っても、抱きたいと思ったり、抱かれたいと思ったことがない。
基本的に女は嫌い。柔らかい体が気持ち悪い。わたしはわたしの体が嫌い。わたしと同じ構造の体を持つ女の裸は、性的感情で考えるとまったく萌えない。
だからと言って男が好きかというと、わたしの体が女であることを認識させられているようにも思えて、嬉しくない。

どうやらわたしは、男を抱くのが好きなのかもしれない。
メタボさんならやれる(失礼


などということを、シラフでビールを飲みながらうすらぼんやり考えていた。


お店の方々は、お客さんと一緒に全力で盛り上がっていた。
カラオケもあるので、じゃんじゃん歌って、じゃんじゃん飲んでいた。
とても楽しそうである。
とても楽しそうな職場。仲間。空間。

なのにどうしてだろうか。
こう感じるのは、とても失礼なことかもしれない。
なんて言ったらいいのだろう。

ここにいる人はみんな、笑いまくってはしゃいでるように見えるけれど、わたしなんかの比にならないくらいの苦労をしてきているんだろうな、と、思った。

わたしも、初めて本気で女に惚れたときは、死ぬほど苦しんで、それはそれは、今会社でかかえるストレスなんか比じゃないくらい、今思えばよくあのとき死ななかったなぁと思うくらい辛かったことがあるが

そんなのよりももっともっと
生きてきた時間が長い分、人と違う感情をもってしまった時間が長い分、辛いことが多かったんじゃないだろうかって。
それなのに、そんなに笑っていられるのが
空元気とまでは言わないけれど

不思議。

不思議と感じることが失礼なことなんだろうと思いつつ。

誰も彼もが必死に生きていると思う。
必死さの度合いは人それぞれだろう。
まったく辛いと感じていない人もいるだろうし
ほんの些細なことでも心折れる人もいるだろうし
わたしがこんなこと考えても、おせっかいだったりいい迷惑だったり
心底無駄なことなのだろうと思いつつ


何より、美しくて。
その楽しそうな姿がはかなくて。

わたしの入り込めない領域があって。


いろんな世界があるなぁ。

わたしってなんて小さいんだろうなぁ。


など。ビール一杯で酔ったわけじゃないけれど、色々考えてしまいました。



大阪にも、きっと女性入店可なお店はあるだろうから、ぜひまた行ってみたいと思う。


さ、て
もう一つの件はまた明日。

寝よう・・

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はい、事後報告←

昨日、一昨日と、izaneとしてはじめて東京に行ってまいりました。

Twitterで、勝手にフォローさせてもらっている、黒色すみれのさちさんよりリツイートで回ったきた、黒依さんという方が主催の「夏の終わりと閉じる夢」なる企画展に、参加してきました。

はじめ、「童話やファンタジーをテーマにした」という風に聞いていたので、先日のクリマにおいて、童話をテーマにしたいざねちゃん作品を作っていたので、これは出すしかない!と思い参加を決めたのですが、

なんだかんだと事が決まっていく様子を見ていて、日も近くなった頃に、「当日出展者は全身黒い服でお客さんとの違いがわかるようにしましょう!」という案を聞いたところで、これは、と思ったら、

案の定、集まった作品や、当日の皆々様の黒装束を見ると、ゴシックな感じが。

そういう世界は嫌いじゃないし、むしろどちらかというと好きだし、出身校的に見慣れたところのあるものでしたが、私個人の存在場所としては、半ば場違い感がして、少々いたたまれなかったのが本音です。ハイ。

ちなみに私が持っていった作品はこちら。





アラジンとシンデレラ。

あとは、クリマでも出したお菓子の家とアリスのポストカードや、小作品をいくつか。


お隣に飾ってらっしゃったかたが、ロリータさんでアクセサリーなどを販売されていて、少しは雰囲気が近くてよかったなぁと思ったところですが、ぱっと見て「童話!」という感じの作品は、私だけだったような。もう少しメルヘンな世界になるのかなぁと思ったのですが、勘違いでした!てへ!orz

とはいえ、出展者の皆様の作品は大変面白く、拝見させていただきました。

アクセサリーや服飾品、写真作品が多いことにも驚きました。いかに、普段平面世界にしかいないかがわかりますね。


お隣だったロリータさん(なんと身長143センチ!こういう人こそロリータが似合うんだよね)に、自作でアクセサリーなんかよくできますね、と訪ねたところ、手芸屋さん?なんかには、自分で組み合わせて作れるようなパーツがいっぱい売っていて、組み合わせるだけで簡単にできるんですよ、と教えてくださいました。
しかし、アクセサリーはパーツを組み合わせて作れるのかもしれませんが、今回の企画展中に、なんとファッションショーも行われていて、その衣装も作られたとか。

他にも服を作ってらっしゃる方がけっこういて、皆様服飾系の専門学校の学生さんだそうで。

学生さんだそうで。

学生さんだそうで!


今回、二十歳前後の方がほとんどで、戦慄しました私。
最近の作家さんの中において、24歳が若くないという事実。まあ、高専に行って化学系の会社に勤めるというものすごーい大回りをしているのでしかたないんですがね。


さて、写真作家さんも多いと書きましたが、主催者である黒依さんも、写真作品でした。写真作品を使って、絵本を作ってらっしゃいました。
写真も、仕上がりは平面と言えど、絵を描くのとはまったく違ったセンスがいると思う。私はとにかく写真が下手なので特にそう思う。不思議なことに、私がカメラを持つと、被写体が真ん中に来てくれずに、よそのオッサンに焦点が当たった写真ができあがってしまうのだ。

いや、わたしの写真の下手さが論外であるということを除いても、すてきな写真がたくさんありました。
写真、と言っても、最近はほとんどパソコンでいろいろ加工されているとか。デザインというスキルが重要そうですよね。わたしにはそれも欠如しているので、尊敬します。


また、音楽を作ってらっしゃる人もいらっしゃいました。Y'mさんという方。
企画展中にアコースティックのミニライブが行われ、とてもすてきでした。
音大生だそうで。

現役音大生だそうで。


失礼しました。
みなさまの若さがうらやましく感じてしまうお年頃なんです。

会期中のBGMもY'mさんのCDがかかっていました。



服飾、写真、音楽。
どれもこれもすごいなあと思って見て回っていると、皆さんご謙遜が激しくて、「難しくないですよ、絵を描けるほうがすごいですよ」とおっしゃってくださるのですが、わたしとしたら、立体的に物を作れるセンスや、デザイン的センス、一瞬一瞬で自ら紡ぎだすことのできる音楽ができるということのほうがすごいと思うのです。

きっと、ないものねだりなんでしょうけれど。



ところで、会期中、街子さんの朗読というのもありました。

KERAという雑誌の読者モデルや、その他いろんなところでモデル活動をされている(すみません、あまり詳しくは知らないのですが)方で、主催黒依さんと親しいらしく、黒依さんの絵本の写真のモデルも街子さんでした。黒依さんの絵本を、街子さんが朗読する、というもの。

朗読と、一人劇の中間のように感じました。
「朗読ははじめて」とおっしゃっていましたが、とてもお上手で。演劇もされていたのでしょうか?

朗読の上手さもさることながら、何より感嘆せずにはおれないのが、その美貌。

えぇ何コレ同じ人間!?と思うレベル。そんじょそこらの美人とは違う。

今回の出展者さんは、みなさんゴシックな衣装がぴったりな美人で可愛らしい人が粒ぞろいでしたが、街子さんは群を抜いての美人。


言っておきますが、わたしが女性を褒めることはそうないのです。
わたし自身は下の下レベルゆえ、なにを品定めしてるのかと言われそうですが、美人と言われる大方の女優やアイドル、それは確かに顔立ちも整っていて綺麗だとは思うけれど、一般人にもそれくらい綺麗な人やったらおるわー、と思う程度で

心底、この人は他と違う、神々しいまでに美しい!と思ったのは、オードリー・ヘップバーンとサラ・ブライトマンの次に、街子さんでした。もはや人間じゃない(失礼

そんな美しい人を間近で見ることができて、今回の企画展、それが一番おいしかったかもしれません←




えーと、なんだか何を語りたかったのかよくわからないことになった上に、展示会のレポートとしてもぐだぐだなものとなってしまいましたが、

この場を借りて、まず、主催の黒依さんにお礼を申し上げたいと思います。
全く素性の知れない西の人間を東の地にて受け入れてくださりありがとうございました。
全く何もお手伝いさせていただいたりもできず、展示中ものん気に東京観光なんてしてまわっていて申し訳ございませんでした。
心底お疲れ様でございました。今後も何か企画展のお話を聞きつけましたら、しゅるりと作品を送らせて頂くかと思いますので、その際はよろしくお願い申し上げます。

そして、一緒に出展させていただいた皆々様。
よろしくしてくださりありがとうございました。関東へはなかなか行くことができませんが、また何かの折にお会いすることがありましたら、よろしくお願いいたします。
2日間お疲れ様でした。



はい、「夏の終わりと閉じる夢」については以上です。

東京観光についてはまた改めてまとめたいと思います。楽しかった。ふふ。


尚、大阪では毎度お世話になっている22tu-tu galleryにて「しろくまーと2~しろくまと白い仲間たち」に出展中です。9月2日までですので、ぜひお越しくださいませ!!


ではでは、スーパーに買い物行ってこよう~
久しぶりに料理するぜ。

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はっきりと宣伝していなかったので、現在、ツイッター・フェイスブック・mixi等でひたすら宣伝中でございます。


ギャラリー龍屋「龍屋のTシャツ展+龍屋のポストカード展」出展中!


期間 : 7月7日~7月29日(会期中無休!)
時間 : 11:00~19:00
場所 : ギャラリー龍屋
 (URL : http://www.t2y.info/)

アートコンペ形式となっており、お客様の一票により、優勝者が決まります!

ギャラリー龍屋さんは、愛知県尾張旭市にある、愛知県民なら知る人ぞ知るギャラリーのひとつ!
愛知県民の皆様、ぜひいらっしゃって、投票に参加してみてください!そして願わくば、izaneに一票を・・!笑
愛知県民以外の方もぜひに!名古屋から電車で数十分ですので、名古屋観光ついでにぶらり立ち寄ってみてくださいー☆


また、ポストカードはご購入いただいた枚数もポイントになりますので、ぜひ買って行ってください☆
一人7種類、出展者は全員で確か40人以上・・相当な種類のポストカードがずらりとならんでいることと思います。お気に入りの一つをみつけてくださいね♪

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さて、クリマへ行って少々考えさせられたことなどをつらつらと書いてみたいと思います。


まず、値段設定の話。

今回、B5の作品を500円、小さな作品を200~300円で販売いたしました。

この値段設定は、コスト及びわたしの知名度・作品レベルを自分なりに考慮した結果のものです。

額をすべて百均で調達したので、正直コストはかなり低いです。
いくら値段設定を安くするとは言え、売るからには元は取れるレベルの価格にはしようと思っていたので、コスト面から考えても妥当だと考える値段設定にはなっていました。

百円の額はちゃっちいかもしれない。紙も特別なものは使っていない。とてもしょぼいものになるかもしれない。でもそこは、どんなふうに手を加えるかで見え方は変わってくるんじゃないか、別に3000円の額に入れたところで絵の価値が上がるわけではない、と考えたので、単純にケチったわけではなく、今回のコストでも満足いくものができたと自負しております。


ただ、「この価格では怒られますよ」という助言をいただきました。

正直、それがどうしてなのかいまいちわかっておりません。

価格が安いことで消費者が怒るわけはない。それに、クリマ出展者も「いくら以上の品物にするように」などと言っていた訳ではないので怒るわけではない。

怒るのはこの業界の方々だと聞きました。

この業界の方々に、どんな人が含まれているのかもわかっておりません。

言い訳になるかもしれませんが、わたしは絵を専門的に学んだことがなく、この1年間ですこーしばかりギャラリーで行われるグループ展なんかに参加させていただいたりはしていますが、「どうやって売ればいいか」と言ったことを学んだことがありません。

なんとなく相場というものがある、という風に聞きましたが、その相場がいったいどういうものなのかもわかっておりません。

グループ展に参加させていただいても、誰かの個展を見に行っても、大体5000円~の値段設定となっているような気がするので、それが相場というものかもしれません。

しかし、自分の作品がそれだけの値段をつけるに値するかと考えたとき、とてもじゃないけど何千円もの値段をつけるにはまだ早い、と考えています。

これは、自分の絵に消極的であるというよりは、経験値的な意味で、そう思っているだけです。



安すぎる問題、というのを考えて、ひとつ思いつくのは、アートが安く見られる可能性があることをするな、という意見でしょうか。

正直、絵なんて作家の腕一つでできて、画材のコストだけ見れば、どんだけすごい作品でも、何万円もするものなんてないでしょう。

とすると、誰かが絵を、たとえ元が取れる値段設定をしていても、それが安ければ、「なんだイラストなんてこの程度の値段でできるのか」と思われてしまい、イラスト業界全体が安く見られる可能性があるのではないか・・


それは確かに問題かもしれない。
コストは確かに安かろうが、そこにこめられた想いや時間、労力、その他様々なものを、まったく考慮せずに安く見られるのは困る・・



もしそういうことであれば、例え自分の作品を安く見積もっても、ギャラリーに出展するときは皆様の相場に合わせて値段設定を行うようにしよう。と思う。


ただ、今回クリマを通して感じたところで言えば、「クリマではこの値段設定でもかまわないのではないだろうか」ということです。

特に、イラストブースやギャラリーブースではなく、ミニブースでの出展であるから、というのもあります。


その話に入る前に、先に川瀬大樹さんのお話をしようと思う。


今回、初めて川瀬さんにお会いすることができ、また作品を買わせていただきました。

川瀬さんのブースには、大きな絵が数点と、小さな絵が数十点ありました。
いずれも原画ばかりで、原画を加工したポストカードやその他グッズ類がひとつもありませんでした。
そのことについて、川瀬さんは、

「絵を売りたいのであって、グッズを売りたいわけじゃない。ポストカードを作れば売れるだろうとは思うけど、そうはしたくない」

とおっしゃっていました。
わたしは、なんて志の高い人だろう、と感心しました。そして、画家を目指す人として、心から尊敬しました。

グッズを作らなかったため、あまり売れ行きはよろしくなかったようです。「あら素敵」と言って近づいてきてもらっても、「ポストカードがあったら買うんだけどねぇ」といった感じで、作品自体は買ってもらえないということが多々あったそうです。また、川瀬さんのお知り合いのギャラリー出展者さんも、「沢山見に来てはくれるけど、作品は一つも売れない」とおっしゃっていたそうです。

「クリマは実用的なものの販売の方が多いから、お客も実用的なものを求める人が多くて、絵を買ってくれる人は少ない」

ともおっしゃっていて、初出展だったわたしはいまいちそういう感覚がなかったので、「そうなのかー」と思って聞いていたのですが、実際、クリマは絵よりも服飾雑貨が大半を占めていて、お客さんも若い女の子がかなり多めで、そういうものなのかもしれないと思いました。

「デザフェスでは、きちんと絵を売るようにブースも仕切られていて、お客さんもほんとに絵を買いにくる人が多いから、デザフェスではけっこう売れた。デザフェスはおすすめ」

と教えて下さりました。
デザフェスは純粋に東京は行くだけでお金がかかるから却下、としていたのですが、なるほどそういうところにいると、わたしなんかはふるい落とされるだろうなぁと思いました。


今回、たまたまオリジナルキャラクターのいざねちゃんや、動物たちの作品を多く作ってしまい、ほとんどそれメインだったので、道行く女の子やマダムにはそこそこ見てもらえました。また、ポストカードだけでなく、原画の方も価格が安かったこともあり、案外早々に売れることができました。小さい子供さんにも買ってもらうことができました。


ここで、値段の話に戻る。


もしわたしが、イラストブースや、デザフェスで、同じ価格で販売していたら問題かもしれない。
川瀬さんのように志高い人の作品までもが、安く見られたら問題だ。

ただ、今回、クリマはクリエイティブなもののフリーマーケットみたいなものだろうと解釈していたわたしは、お買い求めやすい価格で販売したことは、ミニブースに限っては特に、これはこれでよかったのではないか、とも思っている。

本気で絵を売りたければ、もっとしっかり、そういうブースで、絵描きさんの集まる中で、グッズに頼ることなく、川瀬さんのように販売するのが正しいと思う。

ただ、ミニブースはほんとにごちゃごちゃといろんな作家が集結していて、フリマみたいな感覚で、子供づれの家族なんかがけっこう多くて、がっつり絵画を家に飾るのはちょっとわからないけれど、安くて(アート関係者的「安い」じゃなく、もっと一般的な人の感覚で)小さな作品や、ポストカードとして作品を求めている客層に対しては、需要と供給が一致しているんじゃないだろうか、と思ったり。

絵を求める人にはさまざまな人がいるだろう。今言ったような、ごくごく普通のおうちのマダムが、部屋のインテリアにちょこっと飾るのに手軽に買えるアートを求めている人もいれば、商業的に起用できる人材を探している人もいるかもしれない。

後者に対して、より高値で商売できるようになれば、絵でメシを食うのに近づくチャンスとなるかもしれないし、この業界で生きていきたいなら、そうできるように努力するべきかもしれないが、たとえば売れないしがない絵描きでも、「これすっごく可愛い」と言って、ちいさな子供が自分の少ないお小遣いでポストカードを買ってくれたら、それはそれでとても嬉しいことじゃないか、と思ったりもした。
また、安価で作品を、そういう業界の人ではない、ごくごく一般家庭の小さい子供からマダムにまで提供するのは、そういう場所であればそれはそれでいいんじゃないか、と。

もっとがっつりアートに特化した場所では、その場に応じた客層に対するものを販売し、
一般人の多い場所では、一般人の求める価格で作品を提供する。


今回、たまたまキャラクターものを多く取り扱ったように書いたが、ある意味無意識のうちに、この作風なら一般の人も受け入れやすいだろう、ということを考えて描いた節はある。

イントラートさんなんかで出展させていただいたことのある作品は、どれもこれも深いテーマが与えられていて、そこからさらに考えて、見る人にいろんなことを考えさせたり、感じさせたりできる作品を作りたい、と思って描いている。それはそれでわたしの作風の一つでもあり、また、ギャラリーに訪れる客はだいたいそういうのを考えたりするのが好きな人種であるから、確実に一般受けする作風でない描き方にしたりもするが、なんというか、発表する場もいろいろあれば、お客もいろいろ、というわけで、臨機応変に対応、とりあえず今後またクリマには出たいと思うし、その際には、今回同様の価格でご提供していきたいと思っている次第です。怒られたらそのときもいちど考えることにする。



ただ今回、こんな風に、「いろいろな客がいる」と考えて、自分の作品をどう売っていくか、ということを少し考えて・・

わたしは自分の作品をどんなふうにしていきたいのかが、いまいち明確でない気もする、と思いました。


小さな子が作品を買ってくれたことはとても嬉しかった。
自分の少ない小遣いの中から買ってくれたものならば、きっと大切にしてくれるだろう。
「かわいいなぁ」っていう単純な感想しか出てこなくても、少しでもほんわかした気持ちになってくれたりするなら、それはそれで作家冥利に尽きるというもの。

ただ、わたしは何かを表現したかったのではなかったのか?

可愛い絵を描くのは楽しいけれど、それは真理とは違うのではないか?


いや、見た人を幸せにできれば、それでいい、とも思う。
ただひたすら可愛い絵で、心癒される作品を作れたらそれはそれでアリとも思う。
実際、自分で描いた自分のキャラクターの作品は、どれもこれも愛しくて愛しくてたまらんし、知らない人が自分のこの絵を気に入ってくれて、いつか全キャラクターを愛でてくれたら、それはそれでほんとに、もう、素晴らしいことだと思う。


しかしもっと、もっと、伝えるべきことを伝えたいとも思う。

ただ、それには、表現する前に勉強すべきことがある。

それは聖書の真理である。

全ての人に知ってもらうべきであるものはこれしかない。

ただ、宗教色全快で伝えるのではなく、せっかく絵を描くという表現方法を持っているのなら、それを多くの人に見てもらい、伝える機会を増やすべきではないか。

「小さな動物園」で展示した作品は、とっつきやすい作風の中にも、聖書の教えを盛り込むことができて、我ながらいい作品ができたと思っている。
それを、真理に触れるほどに見てくれた方はまだいないけれど、そういう作品を沢山作っていけたら、とも思う。

・・が、そうするには本当に沢山の勉強が必要であり

とにかく絵を描きたいわたしは、つい勉強をおろそかにして、先に絵を描いてしまったりして。


どちらをどう優先していくのか、どんなふうに付き合っていくのか。


絵を真剣に捉え始めたのも、聖書の真理を学び始めたのも、どちらもまだ一年と少しであり、まだまだizaneという作家を、自分自身、あやふやで地に足の着いてない作家だと思っている。


川瀬さんは、作家9年目にしてようやくおちついてきた、というようなことをおっしゃっていました。
その間の努力や試行錯誤はとても大きなものだったでしょう・・

わたしもがんばらないと。

時間はたっぷりある。

この人生で成せなくても、楽園の地で描けることを信じて
あせらずゆっくり着実に、作家人生を歩んで生きたいと、今は思っている。

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お久しぶりでございます。
最近、手軽さからtwitterでしかネット上に現れることがなくなってしまいました。
・・というか、パソコンつけることすら頻度が減ってきて、もっぱらアイフォンばかり弄ってるので、htmlでサイト更新したり、腰をすえてブログ書いたり、っていうのが面倒で、ついつい滞りやすくなってしまいます。


ですが、久しぶりに更新すると致します。
宣伝はtwitterでしかしてませんでしたが、実は昨日、名古屋で行われたクリエイターズマーケットに参加してきました。

クリエイターズマーケットはもちろん、アートイベントというもの自体が初参戦であり、右も左もわからないまま、とりあえずいっぱい作品作らなくちゃ、ということで、主に小作品ばかりですが新作を計10点、ポストカードを7点作りました。


今回はとりあえずミニブースに出展。
長机とパネルをオプション追加して、イメージどおりとはいかなかったものの、こんな感じに落ち着く結果となりました。



なんと言いますか、二次創作イベント(主に男性向け)にしか出展したことのなかったので、この健全な空気に新鮮さを覚えずにはいられませんでした。(東方Project二次創作と、同人音楽のジャケを描いていただけで、べつにわたし個人は萌えーなものをあつかっていたわけではありません。あしからず)

男性向けイベント特有の、「それではただいまから、○○○スタートしまーす!」「ワーーー!」みたいなノリがなくて、また狙った壁サークルに突進!みたいな客もおらず、正直11時10分くらいの段階で、「え、まって、これって始まってるの?」状態でした。お客もまばらだったので(ミニブースが入口から一番遠かったっていうのもあるでしょうが)
ついでに言うと、「それでは○○○、終了いたします!皆様お疲れ様でしたー!」「ワーーーーー!!!」パチパチパチみたいな終わりもありませんでしたね。


しばらくまったりしてみるも、やはりお客はあまり寄ってこず、空腹に耐えかねてフードコートへ外出。

の、前に、ジャズを演奏していらっしゃるちょーーーーーーーーーカッコイイグループがいて、惚れた 笑

金管楽器はそんなに好きじゃなかったし、ジャズもとりたてて興味なかったけれど、名まで聞くトランペットはかっこいいわ・・いいわぁ・・。
キーボードの人のノリノリで表情豊かな演奏も素敵だったし、ドラムのソロは壮絶にカッコイイし・・でも何より、ベースの人がかっこよすぎました。えええ世の中にこんなかっこいい男の人がいるのマジでうちの旦那との差は一体何なのおおおおと思いながら見惚れてしまいました。

その後、暑い中タイの米麺のラーメンみたいなのを食べました。(名前忘れた)
汗をだらだらかいて、もう一度ジャズを聴いてからブースへ戻りました。


昼過ぎ、マダムが一人いらっしゃって、「あっらー・・可愛いわぁ・・これ家に飾ったら子供よろこぶわぁ・・」と言って、「不思議の国のいざねちゃん」をお買い上げいただきました。



その頃、昨年のtwitter展で一度お会いした紫成鼎さんもいらっしゃってくださいました。(実は「小さな動物園」搬入時にもお会いしてたのですが、お互いの記憶があやふやで挨拶せずにおわってしまってました)


しばらくまたブースにいた後、ギャラリー出展されていた龍屋さんに、今月7日から始まる「Tシャツ展&ポストカード展」の作品を納品に行き、続いて、最近とてもお気に入りである作家・川瀬大樹さんのブースへおじゃましてきました。

まず、どーんとあったF50号サイズ(?)の作品の美しさにやられてしまいました。こんなのが家に飾れたらどんなに素敵だろう、と思いましたが、わたしには大作を買う勇気はありませんでした(涙

小さな作品をほほえましく見ていると、作家本人が現れて挨拶をかわし、しばらくお話させていただきました。
川瀬さんのお話はとても興味深く、まだまだ駆け出しの・・というか、この世界に本気で飛び込もうと決意してまだ1年少しのわたしには、とてもためになることを沢山知っていらっしゃる、というのを感じて、もっといろんなお話を聞きたかったですが、とにもかくにも川瀬さんの作品がひとつほしくなってしまい、一つ購入。
現在、どこに飾ろうか目下検討中であります。
ポストカードやイラスト集以外で、人の作品を買ったのはこれが初めてで、ものすごく興奮してしまいました。・・というか、喉から手が出るほど欲しくなった作品は、川瀬さんのキリンが初めてでした。
ケチ性格のわたしですが、さすがに大作購入は頭にありませんでしたが、小さな作品は、ほぼ見た瞬間から、「とりあえずどれにしようか、買ってどこに飾ろうか」を真剣に悩むほどには魅力的で。


ほくほくした気持ちで買ったばかりの作品を抱きしめているところに、川瀬さんのご友人がいらっしゃり、その方のブースへもおじゃまして少しお話をさせていただいたり。


そしてまた自分のブースへ戻り、ぼーっと過ごしていると、小学生くらいの女の子二人とそのお母さんのご家族が訪れてくださり、「あっらー・・かわいいわぁ・・」と先ほどのマダムと同じ感想を述べてくださったお母さんが、「おかしの家」と「しろくまろ」、それに「不思議の国のいざねちゃん」が売れてしまったことを知ると、そのポストカードもお買い上げくださいました。




また、女の子の一人は「ウサさんとお花シリーズ」をひとつ、もう一人はお母さんも買っていたのに、自分用にと「不思議の国」のポストカードを、二人とも自分のお小遣いから買ってくれて、とても嬉しかったです。


他にも、ポストカードが数枚売れ、ボウズ状態ではなくて助かりました・・笑





さしあたり以上がレポートになります。
紫成鼎さんや川瀬さんから聞いたお話や、今後の目標・スケジュールなんかについては、また別にまとめたいと思います。


個人的には、出展側としても、お客側としても、なかなか楽しいイベントで、冬も参加できれば参加したいなぁと思っているところです。

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プロフィール
HN:
izane
年齢:
35
HP:
性別:
女性
誕生日:
1988/07/07
職業:
会社員
趣味:
絵を描くこと
自己紹介:
絵描きを目指す社会人。
ギャラリー企画のグループ展にちょいちょい出展したり、音楽同人サークル「格納庫」にて、ジャケットなどのイラストを担当したりしている。
絵のお仕事・ご依頼あれば、無償でも承りますのでよろしくお願いします!
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